ひまわり、ガーベラ・・・分厚い花は押し花にできない?

押し花づくりをしていると、しばしば「ひまわりは無理でしょ?」と聞かれます。

ひまわり

ひまわりは大きくて茎も太く、何より花芯の厚みが半端ではありません。特に花芯は、最も大切な種ができる部分ですから、水分のため込み方も花びらの比ではありません。ですから多くの方が無理だとお考えになるのもよくわかります。

でも、ちょっとした工夫をすることで、ちゃんと押し花にすることができるんです。

ひまわりやガーベラといった花芯の厚い花を扱う際には、ナイフを用意します。平面状に仕上がるという押し花の特性を生かし、細工を施すのです。

平面状のものには、飾るときに見える「表側」と、決して見えない「裏側」とがあります。この裏側に当たる部分を、押す前にナイフで削いでしまいましょう。削ぐことによって押しやすくなりますし、同時に水分をため込んだ花芯部分を減らすことができますから、一石二鳥というわけです。ただし、削ぎすぎてしまうと花姿そのものが崩れてしまいますから、作業には最大限の注意が必要です。

ガーベラ

また、こうした「削ぐ」という作業は、太い茎や木の枝を押したいときにも使える便利な手法です。前述のひまわりの太い茎などは、思い切って半分にカットしてから押すようにします。さらに、茎の内側をある程度掻き出してしまえば、素早く乾燥させることができるというわけです。

飾るときには裏側が見えないという、押し花だからこそ可能な大胆な方法。裏技とも呼べそうですが、たいへん役に立つ方法ですからぜひ覚えておいてくださいね。