色鮮やかな押し花に仕上げる方法

さて、押し花作りをしていると、こんな悩みに出会うことがあります。

「せっかく色鮮やかなお花を押し花にしてみたものの、仕上がりはなんだか茶色くなってしまってがっかり……」

茶色くなってしまった押し花(押し葉)

茶色くなってしまった押し花(押し葉)

今回は、こういった押し花の退色について触れていきましょう。

生花の鮮やかな色をキープしたままで押し花加工をするには、とにかくすばやく水分を抜き切ることが最良の方法です。ですから、1週間かかって押し上げたときに茶色くなっていたようなら、次に挑戦するときには例えば5日で乾燥しきるように働きかけてやる必要があります。

具体的には、水分を吸わせるための乾燥マットや新聞紙などを頻繁に交換すること、そして、外気を遮断するためのビニール袋を、厚みのある遮断効果の高いものに替えること、などが挙げられます。他にも、アイロンなどで熱を加えたりする方法もありますが、これは花によって向き不向きがありますから難しいところです。

とにかく、手を掛けることによって、色はより鮮やかに仕上がるようになります。しかし一方で、どんなにがんばっても茶色く仕上がりやすい草花があるのも事実です。

例えば朝顔です。

朝顔

朝顔は身近にあって萎れやすく、その意味では押し花向きの花のように思えますが、仕上がりの美しさという観点から見ると、難易度の高い花です。専用の乾燥マットを使用せずに、色をキープしたまま押し上げるのは非常に難しい。

以前、朝顔の押し花加工について、乾燥マットをあえて使わず新聞紙で実験的に挑戦したことがあります。このときは挟み込む新聞紙を2~3時間ごとに新しいものに取替え、極力早く水分が抜けるようにしました。それでようやくきれいな青紫をキープできましたから、やはり難しい部類だといえるでしょう。

以上のように、できるかぎり手を掛けることで色は美しく残せますが、退色しやすい草花があるのは事実。自然のものが相手ですから難しいこともあります。ですから、ぜひいろいろな種類の草花で押し花加工してみるのをオススメします。そのうちに、押し花加工にむいたお気に入りの花に、きっと出会えることでしょう。